メモ:母の知り合いがまたも余ったメダカを持ってきた。夏の暑さで全滅してしまったので丁度良かったのだが――どう見ても20匹以上おられる(汗)
ブラッドショット 2020
監督:デヴィット・S・F・ウィルソン
主演:ヴィン・ディーゼル
トビー・ケベル
ストーリー
:海兵隊員のヴィン様は今日も今日とて、強引な単独突入にて人質をギリギリで救出する。だが、仕事の後のバカンスでアマルフィにて恋人とイチャイチャしていたところ、諸共拉致されてしまう。
誘拐者はヴィン様から情報を聞き出そうとするも、ヴィン様は何も知らず、勿論話さず!
というわけで、ヴィン様は恋人を目の前で殺され、そしてあっけなく殺されてしまうのであった!!
完
いや、まあ、その後色々あってあれやこれやとなりますが、うん、ぶっちゃけ皆さんの予想通りっす。
感想:バレ無し
いや、久しぶりにヴィン様映画を見た。
私は完結したら全部一気に見ようって考えてて、ワイスピ全然見てないのよ。
で、トリプルXの続編とかありましたが、どーもね。
ほら、昔のヴィン様はゲーム大好き! 俺中二病! って感じで
すげぇ好きだったのね。
映画もピッチブラックの続編で突然スぺオペになったリディックとか、個人的に大傑作だったんで、DVD買っちゃうくらいに大ファンだったのよ。
(知人で見た人に、あれが面白かった!? と驚かれたのには笑った)
ところがワイスピ現場でのロック様との不仲やら、トリプルXの続編降板やら、なんか私の中で、鼻につくマッチョマンになっちゃってですね、リディックギャラクシーバトルなんてピッチブラックのリメイクを作っちゃってリディックってキャラもどーでもよくなっちゃったんですね。
で、そんなヴィン様、久しぶりに見てみたら
結構老けてた。
ううん、体は相変わらずなんだが、皺が……。
で、肝心の映画だけど、どーにも地味。
つまらなくはないんだけど、面白くもない映画の典型的な形。
どっかで見たような展開を、どっかで見たようなヒーローが駆け抜けるだけでした。
以下ネタバレ感想
これ、ユニバース化する予定だったらしいので、一発目は堅実に行こうと考えたんだろうなとは思うんだが、それが全部裏目に出たんじゃなかろうか。
展開地味。
登場人物、極少。
爆発少なめ。
お色気少なめ。
い、いや、娯楽映画だよね?
それと致命的なんだけど、ブラッドショットに全く魅力がないのよ。
そりゃ、ヴィン様が画面に出れば華やかなんだけども、それだけ。記憶をいじられた孤高のヒーローってのは、もっとこう寂しさみたいなものが透けて見えるもんじゃないのだろうか?
イベントも途中で出てくる記憶の改竄によるひっくり返しは面白いんだけども、割とさらっと流れちゃってガックリ。ってか、それ作品名は控えるけどそのまんまな奴がちょっと前にあったぞ?
アクションも基本ヴィン様が、肉弾攻撃するだけ。
実はカットされたシーンで、体外にナノマシーンを出して、敵の義足を破壊し溺死させるってのがあって、そっちは地味だけどもブラッドショットの真骨頂だったんじゃないのかな、と。
ナノマシーンで身体強化、傷もすぐに治りますじゃあ、例えばデッドプール辺りと比較されたら全くダメなわけでさ、しかもこれ当初はデッドプールの監督やらがかかわってたらしいじゃないの?
なんか話が広がらないんで捨てられた企画なんじゃねえの?
ボスがガイ・ピアースってのもね、なんというか……まあ、あそこで諸共自爆することによって過去を清算、生き返って未来への第一歩ってのは判るんだけども、それって敵が強かったら最高に盛り上がると思うのよ。
けど、生身のガイ・ピアースにずんずん近づいてドカーンじゃ、自己主張の激しい自殺にしか見えなくて、つまんねえんだよなあ。
あとは、記憶がいじられてるとはいえ、何人も無実の人間を殺してるってのもねえ……それについて悔やんでる様子も皆無だし(まあ、記憶リセットされてるから実感ないのだろうけども、見てる方は、なんだかなあって気になるわな)
いや、勿論良い所もある。
中盤の追跡戦で、義眼マンがドローンを使った映像を球体にまとめてヴィン様を捕捉! 義足マンがパルクールアクションでヴィン様を追い詰めていくくだりは最高だと思う。
ああいうのがもっとないとね~。
クライマックスの戦闘用の義手を付けた義足マンとの戦いは、高所ではあるけども、作り物感が強すぎるしオチのつけ方が微妙だ。義眼マンに至っては早々に退場ってのもダメすぎる。
ああ、いかん結局文句になってる。
エイザ・ゴンザレス演じるKTの存在感も素晴らしかった。一か所だけある格闘シーンも、ぶっちゃけ一番切れがあったりしてですね
この人主役で良いんじゃないの? と思ったり。
あとは、まあ――前半最後らへんのトンネル内で
小麦粉をぶちまけた戦闘が開始されてですね
こりゃ粉塵爆発が来るなとワクワクしてたら、密閉されてるわけでもないから爆発はしませんとあっさり終わってしまいがっくり。
そこは嘘でも爆発しようよ。
みんな粉まみれで死んだだけじゃん。
ちょっと古いバラエティかよ。
というわけで、どうにもお薦めできない作品。
所謂、見終わったら五分後には忘れてぐっすり眠れる映画ではあるので
そういう夜に見てみるのは、まあ、アリか?
いや、無しか。
以上!