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ドクター・スリープ

メモ:シャイニング二つを書かないと、感想をかけない……そんな厄介な映画ドクター・スリープ

 

 

ドクター・スリープ 2019

監督:マイク・フラナガン

原作:スティーヴン・キング

主演:ユアン・マクレガー

カイリー・カラン

レベッカ・ファーガソン

 

ストーリー

:オーバールックの惨劇から幾年月。

ダニーは立派な飲んだくれになっていた

今日も今日とてバーで喧嘩をした後、見ず知らずの女と一夜を共にし、その女の金を盗んで逃げようとした。

そんな彼を諌める黒い影。突っぱねるダニー。

だが、その選択は最悪の結果を招き、ダニーはどん底に落ち込む。

こりゃいかん! 真っ当な人間になろうと、ダニーは新天地でホスピスに就職。

「かがやき」を使い、死にゆく患者の苦痛を取り除く

ドクター・スリープがここに爆誕した

その頃、強力な「かがやき」を持った少女アブラは、同じく「かがやき」を持った少年が惨殺されるビジョンを幻視。

少年を惨殺した「かがやき」を求める集団、「トゥルー・ノット」がアブラを狙い始める……。

 

感想:バレ無し

ハイブリットシャイニング・サイキック・アクション!

いや、うん、面白かったよ。

勿論単体として見てもマイク・フラナガンだからちゃんと見れるんだよ。

表現がちょっと古い感じはするけど、90年代のサイキックアクション映画を今の技術でやるとこうなるんじゃないかしら?

 

ただ、私の場合は、面白さよりも何というか――シャイニング信者として尊い映画だなあ、と。

 

あ、でもキューブリック版は絶対に観とかないと、判らん部分が多いかも

 

以下ネタバレ感想

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シャイニング テレビ版

メモ:なりたい職業はオーバールック・ホテルの管理人です(大嘘)

 

 

シャイニング 1997

監督:ミック・ギャリス

原作:スティーヴン・キング

主演:スティーヴン・ウェーバー

レベッカ・デモーネイ

 

ストーリー

家庭内に問題を抱えた男、ジャック・トランスは、オーバールック・ホテルの冬季管理人として就職する。

彼のような飲んだくれにホテルを任せるのは、正直ムカついて仕方がないと毒を吐く支配人のスチュアート・アルマン。

一方、彼の息子、ダニー・トランスは『かがやき』と呼ばれる才能を持つ超能力者であった。

そんな彼に、警告する同じく能力者のホテルのコック、ディック・ハローラン。

だが、ホテルに巣食う悪霊は、ダニーの持つ『かがやき』を狙って、思いもかけぬ方法で家族に揺さぶりをかけてくる

具体的に言うと

スズメバチとトピアリーです

 

感想:バレ無し

90年代キングの甘ったるいシャイニング

勿論これはこれで面白いし、キューブリック版よりも原作に忠実な所も多い。

多いんだけど――

 

以下ネタバレ感想

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シャイニング 映画版

メモ:ところで、いつになったら143分バージョンは出るんですかね?

 

 

シャイニング 1980

監督:キューブリック

原作:スティーヴン・キング

主演:ジャック・ニコルソン

 

 

ストーリー

家庭内に問題を抱えた男、ジャック・トランスは、オーバールック・ホテルの冬季管理人として就職する。

彼の身をちょっと案じる、支配人のスチュアート・アルマン。

一方、彼の息子、ダニー・トランスは『かがやき』と呼ばれる才能を持つ超能力者であった。

そんな彼に、警告する同じく能力者のホテルのコック、ディック・ハローラン。

一方、妻役のシェリー・デユバルは監督のキューブリックに演技向上の為、精神的に追い詰められていた

 

感想:バレ無し

 

圧倒的な冷たさと、パンパンに張りつめた風船のような空気感が常に緊張を強いて、こっちを脅迫してくる映画

からして、恐怖感というよりも、大きな物、凄まじい物を目の前にした畏怖みたいなものが、この映画から受けるメインだと思う。

つまりホラーとしてはぶっちゃけ怖くない

純粋な怖さでは原作の方が圧倒的にかなあ。

とはいえ、原作信者としては、キングが怒ったという話は『単なる話題作り』なんじゃねーかなーと今でも思っております。

だって、いつ爆発するか判らない『癇癪』っていうのを、ちゃんと映像化してるんだもの。

 

以下、ネタバレ――って、もう、この映画のネタバレって言ってもねえw

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ターミネーター:ニュー・フェイト

メモ:イーライ・ロス、もしくはジェームズ・キャメロンがプロデュース! って宣伝文句が出てくると、まあ、駄目だわな。次点でギレルモ・デル・トロだな。

 

 

ターミネーター:ニュー・フェイト 2019

監督:ティム・ミラー

主演:ナタリア・レジェス

マッケンジー・ディヴィス

カブリエル・ルナ

 

:11/09 午後23時、最後に追記

 

ゲスト:リンダ・ハミルトン

シュワちゃん

 

ストーリー

デデンデンデデン デデンデンデデン チャ~ラ~ラ~(以下略)

未来から殺人機械が送られて来て、関係ありから無関係の人間までメタクソに死にますが、歴史は変わらないんすかね?

ああ、そこら辺は無視っすか。

まあ、追いかけてきた奴がモブ殺して消滅したらコントだよなあ

そっちの方が面白くね?

あ、お話っすか? 

いつもの奴です。

 

感想:バレ無し

えーっと、ぶっちゃけ観なくていいです

私、シュワちゃんのファンで、ラストスタンドで復活した時

昔色々あったマッチョ老人といういい感じの老け方の外見で、映画自体はコケちゃったけど、個人的に大変面白くてですね、今後こういう感じの地味路線で行ってくれると良いなあと思ってたんですが、やっぱり派手路線が増えてきてしまって、しかもヒットしない。

そんな所でトドメとばかりにこれ。

……いやあ、これだったらトゥルーライズ2とかの方が良かったんじゃないかな?

司令官になって、娘と嫁さんがエージェントでバリバリやってて心労が絶えない、とかさ。んで、新人イケメンが娘と良い感じになって、いつも通りに大規模な嫌がらせ開始とか、多分ゆるゆるアクションコメディとしてウケるんじゃねえかな?

こういう内容こそティム・ミラーの出番だと思うんだが

で、なんで観なくていいかってーと、なーんにも新しい物が無いのよ。

これ観るなら、今までのターミネーターシリーズ観直した方が有意義なんじゃないのかな?

いや、良い所もあるよ?

新しい敵役のRev-9も予告から感じたつまんなさは無かったです。

前半のアクションも昼間なんで、楽しいし。

でもねえ、結局焼き直しなんだよねえ……。

 

以下、ターミネーターシリーズ及び今作のバレあり

及びターミネーター=Tと略す

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IT/イット THE END それが見えたら、終わり。

メモ:なんかやたらとキングの作品が映像化されてるんだよなあ。それはそれでファンとしては嬉しいが、マキャモンのスティンガーとかやらないのかね?

アンダー・ザ・ドームの元ネタとして、数段面白いんだがなあ。

 

 

IT/イット THE END それが見えたら、終わり。(別に終わらないけどね) 2019

監督:アンディ・ムスキエティ

主演:マカヴォイとかビル・ヘイダーとかスカルスガルド家の二男様

 

ストーリー

下水溝の下からサメ映画を薦めて、待てや!とかから27年

踊るピエロことペニーワイズを集団でボコってから27年。

当たり前だが生きていたペニワさんはデリーで悪さをおっぱじめる。

灯台守としてデリーにずっといたマイクは、なんでか知らんが

みんなの携帯電話番号を知っていた

ずっと会っていなかったのにねー、すごいっすねー、楽屋に電話とか会社に電話とか、家電とかじゃなくて、個人に電話するんすよ。

まあね、昔は電話帳に電話番号載ってましたからね。

でも今じゃこの手段は使えないんですね。

うん、そこら辺はガン無視して、ルーザーズクラブはデリーに再結集するのであった。

なんだかなあ

 

*私は原作『IT』の大信者であることを踏まえて、以下をお読みください。

 

感想:バレ無し

前作『IT 恐怖の殺人ターゲット それが見えたら、終わり。』は

邦題のダサさもさることながら、実にダメな映画であった。

点数で言えば50点

百点満点のシーン、例えば冒頭のジョージーが襲われるシーンで、排水溝から腕がぐーっと伸びてくる所などは、原作にないけども、原作越えしているシーンだと思う

だが、例えばニーボルストリートの廃屋に再結集する時に、ルーザーズのそれぞれが葛藤を乗り越えて結集するシーンを省略して全員分描かない、とか原作を一ミリも理解していない零点のシーンが多々ある。

だから大甘に採点して50点

いや、だってさ、旧テレビ版て約三時間で大人編と子供編をミックスさせて、それなりに纏めてるんだよ

なんで子供編だけに絞って二時間越えしてるのに、ドラマをはしょるの?

しかも、下水道で『ふわふわ浮くよ』のあれまで見せちゃってさ

放置?

通報しろよ!(遺体回収の意味で)

 

……で、そんなこんなで『THE END』

めんどいので以下、前作をC1、今作をC2とす)です。

続編しすぎていて、単品映画としては完全に駄目

でもC1の保管と底上げは大成功している

C1、もしくは原作ファンは(一応)一見の価値あり。

ああ、このシーンが大スクリーンで観れたって感動はキッチリある。

あとは(当たり前なのだが)ちゃんと今回のC1とC2だけで話として完結しているという点もかなりでかい。

設定もきっちり今回の二部作用に作ってある。それがぶれてないのも感心した。

死の光の設定は、映像だけで押し切っていて、原作越えてると思う

 

以下映画やら原作やら、他のキング作品のネタバレ感想

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呪いの館 血を吸う眼

メモ:岸田森は本当に良い役者だと思う。怪奇大作戦は鉄板だけど、個人的には「ダイナマイトどんどん」のおそ松くんのイヤミみたいな服を着て嬉しそうに跳ね回っているのが好き。名(迷)掛け合いの「ポジションは?」「サードを少々」はいつ観ても面白すぎる。

 

 

 

呪いの館 血を吸う眼 1971

監督:山本迪男

主演:藤田みどり

高橋長英

 

ストーリー

:海辺で遊んでいた少女は、子犬を追いかけて走るうちに異様な洋館に辿りつく

いきなり組み付いてくるメイクのし過ぎで誰が誰やらな大滝秀治の手をかいくぐり子犬を追いかけ館に足を踏み入れると、ピアノの前に女性の死体!

そして振り返ると

目が金色で口元に血がべったりの岸田森

 

感想:バレ無し

血を吸うシリーズ第二段。

結論から言いますと、シリーズで一番つまらない、かな?

ネタに飛躍が感じられないのと

『ドラキュラを日本に訳してみました』にちょっと無理がある

とはいえ、岸田森の吸血鬼役は絶品で、それ故に非常に歯がゆい!

あと、もうちょっとなんだけどなあ!

まあ、これは次で解消されるからいいんですけどね、という箸休め的な作品

 

以下(すでに色々バレてるが)ネタバレ感想

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幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

メモ:年を経た所為か、今の映画よりも昔の映画が無性に観たくなる。

なんというか――今とは違う意味で勢いがある作品が多くて、楽しくて仕方がないのである。

 

 

 

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 1970

監督:山本迪男

主演:松尾嘉代

中尾彬

 

ストーリー

:雷雨の中、タクシーに揺られる中村敦夫(若)

目指すは婚約者が待つ、山の中の洋館である。

だが、ようやく辿りついた敦夫さんは衝撃の事実を知らされる。

なんと婚約者はちょっと前に死んでしまった、というのだ。

悲嘆にくれる敦夫さん

墓参りする敦夫さん

その後ろに佇む白い人影。

振り向いた敦夫さんは――

 

感想:バレ無し

ともかく観たかったこのシリーズ。

とはいえ、昔の特撮映画、しかも怪奇映画である。

出来はそんなには――とナメてかかったら、こりゃ大変だ。

滅茶苦茶面白かった

勿論傑作、とまでは言わないけども

日本産の怪奇映画、スラッシャー映画、ホラー映画としては

かなり面白いんじゃなかろうか。

ちゃんと探偵パートもあり、ショック描写もあり、

格闘シーンに、死体もある。

なんだ全部あるじゃないか

 

以下ネタバレ感想

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