色々感想を書いて置いておく場所

おっさんが色々感想を書く場所

ザ・スイッチ

メモ:オリンピック、本気でやるの?

 

ザ・スイッチ 2020

監督:クリストファー・B・ランドン

主演:ヴィンス・ヴォーン

キャスリン・ニュートン

セレステ・オコナー

ミシャ・オシェロヴィッチ

 

ストーリー

ヴィンス・ヴォーン演じる連続殺人鬼ブッチャーは今日も今日とていちゃつくカップルを皆殺し! 

その時、囁き声のようなものが聞こえ目を転ずるとガラスケースに入った古代のナイフが!

一方、どう見ても美人だがイケてないとイジメられるニュートンさんは、チアガールが終わった後、偶然一人になってしまいブッチャーに見つかってしまう。

いとも簡単にニュートンさんを押し倒すブッチャー!

彼女の肩に古代のナイフが振り下ろされ――

翌日、俺がお前で、お前が俺になっちゃった!!

 

感想・バレ無し

:コロナの所為で延期に次ぐ延期でようやっと鑑賞!

まあ、あれっすね、フツーに面白いっすね。

先に言っちゃうと、劇場で観る娯楽映画としては、普通にお薦め!!

 監督がHDD、HDD2Uのランドンさんなのね。

iroirokannsou.hatenablog.com

iroirokannsou.hatenablog.com

だからツボは外さず、雑な脚本だけども勢いでがーっとラストまで見せ切っちゃう佳作とでも言いましょうか?

とはいえ、HDD2Uで暴走しすぎたから色々チェック入ったのか、なんだか大人しい感じもするんだわな。

からしスラッシャー映画としてみると全然物足りないんだけど、キャラ萌え映画としては特大の花丸をあげたくなる作品!

 

以下ネタバレ感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは欠点から。

 

ええっと、元ネタは80年代~90年代のスラッシャー、ホラー映画、13日の金曜日とかハロウィン、それを元ネタにしたスクリーム、んでモダンホラー感というか、魔術感はチャイルドプレイ辺りですかね。思いっきりシャイニングの構図とかねw

ビハインド・ザ・マスクっつーフェイクドキュメンタリースラッシャー映画がありましたが、あのマスクにブッチャーマスクがちょっと似ていたりして、相変わらず細部でニヤニヤできますわな。

だけども、あまりに元ネタたちに準拠というか、冒険もなくお話をなぞる感じなので、どっかで見たことがある映画感が半端ないのね。

殺人シーンも、冒頭の四人を連続で殺すシーンがピークで

後は、まあ……って感じなのよ。

なんかね、HDD2Uの時から感じてたけど、ランドン監督は怖がらせるってのにあまり興味がないんだと思うのよね。

で、それならそれでいいんだけども、今作ではスクリーム系列のスラッシャーオマージュも入れようとしたんで、非常に中途半端物凄く温い感じになっちゃってるのよ。

いや、その感覚も結構良いんだけども、どうせならHDD2U並みのとんでもない暴走をホラーの方でしてほしかったな、と。

からしニュートンさんが実にもったいない事になってるわけ!

ニュートンさん、実は映画の大半は中身が殺人鬼なんですな。だけども前述のようにぬる~いことになってる上に、ニュートンさんをイジメていた連中は全員殺されて、母親も改心、自分も変われたってハッピーエンドになっちゃうと

流石に緩すぎるかな、と

熱演しているとは思うし、可愛いんだけども画面に映ると

早く次のシーンに行ってほしいかな

と思っちゃったんだよねえ。

折角の美少女殺人鬼が、なんだかもったいないんですなあ。

いや、中身が入れ替わっても身体能力はそのままなんで、殺しにくくて四苦八苦している姿は可愛いんだけども、冒頭以外、善人の死亡者ゼロはちょっとね。

 

さて、ニュートンさんが残念な事になってるなら

入れ替わったヴィンス・ヴォーンはどうなのかって話ですわな?

 

はい、こっからが最高だったところ。

 

この映画、ヴィンス・ヴォーンに萌えまくる映画なんですわ。

昔はベン・スティラーと一緒にドッジボールやったり、ビー・クールで火達磨になってミュージックビデオにされたりしてましたが、最近、なんかすごい俳優になってきてまして、その卓越した演技を十二分に発揮する

中身女子高生演技が炸裂!!

でかすぎる体で、いや~ん♪て感じで走り

チアダンスを踊り

きっついポエムを朗読し

用を足した後、すげー嬉しそうに

ちんこをビタンビタンと太ももにぶつける!

音だけなのに、見える! 見えるぞ!!

うひゃーっ楽しい! 楽しすぎる!!

しかも、意中の相手と良い感じになって、キスシーンまであるんだぜ!!?

「あら、やだ。あなたの顔より今の私の手は大きいわ(汗)」

なんて最高の台詞まであるんだぜ!?

親友のセレステさんとミシャ君と並んで走る時の、滅茶苦茶凸凹トリオな感じといい

もう、ずっと中身女子高生のヴィンスで良いんじゃないかって世界中の人間が思ったんじゃねーかな?

 

ちなみに本作はHDDシリーズとくっつくかもよ、なんてランドンさんが言ってるらしいです。

となれば、最後にヴィンス・ヴォーンを完全に殺しちゃったのはもったいなかったかなあ。

いや、映画としては奇麗に終わってよかったんだけども、そこは80年代オマージュのまま、ヴィンスさん行方不明で良かったんじゃなかろうか?

 

ちゅーわけで、お薦めですね。

爆笑というよりは、くすくす笑いが主体だけども、見て損したとは思わないんじゃなかろうか。

ただ、ホラー、スラッシャー映画としては割と薄口なんで、ブラックコメディとして観に行くこと!

 

 以上!

 

 

 

 

 

 

いや、HDD2Uと繋がるなら、並行世界から幾らでもヴィンス・ヴォーンは連れてこれるんだよねw

いっそのこと、ヴィンス・ヴォーンしかいない映画にしちゃっても良いんじゃないだろうか(中身は全員違う

いや、流石にランドンさん映画界から追放されるか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、マルコヴィッチの穴が成立したんだから、ヴィンス・ヴォーンの穴(3つ)もいけるんじゃないだろうか?